2026年5月24日(日)、第25回不妊カウンセリング学会にて、「膣内射精障害の潜在的実態」というテーマで学会発表を行いました。
当サイト運営者・薬剤師(本サイト筆者)は、6年間にわたり遅漏・膣内射精障害の当事者へのボランティア相談を続けています。このたびは、研究目的へのご協力に同意いただいた相談者の方々のアンケート結果52例分を解析し、正式な学術の場で報告しました。
本記事では、発表内容のデータと、会場での質疑応答・専門医とのディスカッションで深掘りされた内容を合わせてご報告します。「実態を知りたい」「相談してみようか悩んでいる」という方に、ぜひお読みいただきたい内容です。
アンケート結果:52例の主なデータ
本アンケートは、研究目的へのご協力に同意いただいた相談者の方々を対象に実施したものです。回答年齢は18歳〜60歳で、20代が52%と過半数を占めました。以下に主な結果をまとめます。
※本データはボランティア相談に寄せられた事例の集計であり、一般集団を代表するものではありません。
🔹 勃起(朝立ち)の状態
| 問題なし | 約46% |
| ED傾向あり | 約44% |
🔹 セックス頻度(パートナーあり)
パートナーがいる方のうち、約80%が月2回以下という結果でした。セックスレスを含む低頻度の状態が多数を占めています。
🔹 不適切なマスターベーションの経験(自己申告)
94%が「経験あり」と回答(複数回答)
| 足ピン(足を伸ばしたまま射精) | 64% |
| 強グリップ | 48% |
| 床オナ | 42% |
| 高速ピストン | 37% |
※ほとんどのケースで複数の習慣が重複していました(例:強グリップ+足ピン)。
🔹 不適切なマスターベーションの開始年齢
13〜15歳が最多。ただし床オナに関しては5歳前後など幼少期からの継続も多く見られました。10年以上継続している割合は64%にのぼります。
🔹 テンガ メンズトレーニングカップの使用経験
| 使用経験あり | 50% |
| うち、レベル5達成者 | 54% |
🔹 相談での目標(複数回答)
| 今のパートナーと膣内射精できるようになりたい | 52% |
| パートナーができたときに備えたい | 44% |
| 将来の妊活に備えたい | 42% |
質疑応答で深掘り:ポルノ依存と改善の難しさ
発表後、泌尿器科医を中心に多くのご質問・コメントをいただきました。特に多かったのが「ポルノ依存がある場合の対応」についてです。
不適切なマスターベーション習慣のみの場合は、トレーニングカップを用いた段階的なトレーニングに取り組みやすい傾向があります。一方、ポルノ依存が強い方はメンタル面での継続が困難になりやすく、改善に苦慮するケースがあります。
相談における対応アプローチ
ポルノ依存が認められる場合、まず強グリップや勃起の弱さなど並存する問題のコントロールから着手します。その上で、ポルノの刺激を段階的に弱めていく方法を個別に提案します。
具体的には、本人が興奮できるコンテンツの中から比較的ソフトなものを丁寧にヒアリングします(例:水着グラビア、官能小説、喘ぎ声のみ、など)。過激な映像への依存を少しずつ緩和していくイメージです。
また、今井伸先生が提唱された「おかずローテーション」の有効性も報告しました。オナニーの際に想像力を使う練習を習慣化することで、実際の性交渉でも頭の中で興奮を高める力が身につきます。
参考:今井伸「遅漏・膣内射精障害の診断と治療」日本性機能学会誌、および今井伸先生監修の患者向け指導資料(性機能外来での臨床実践に基づく)
筆者より
ポルノを見ること自体は、現実として多くの方が行っていることです。問題の本質は「性交渉中の想像力が育っていない」点にあると考えています。オカズのレパートリーを広げ、想像力を使う経験を積むことが、本番での感度を高める近道になります。
専門医とのディスカッション:年齢と改善率の関係
今回の学会では、膣内射精障害を研究されている複数の専門医ともディスカッションする機会がありました。その中で示唆されたのが、研究対象の年齢層によって、改善率が異なる可能性です。
※改善率の比較はあくまで印象レベルの話であり、年齢別の系統的な解析ではありません。将来的にデータが蓄積されれば、年齢と改善率の相関がより明確に示せると考えています。
なお、人工授精や体外受精などの不妊治療を選択されることは、決して否定的なことではありません。カップルの状況や優先事項に合わせて、最適な選択肢を選ぶことが重要です。
筆者より
気づいたときが、改善トレーニングを始める最善のタイミングだと思っています。不安を煽る意図はまったくありませんが、悩みが頭にあるなら、まず相談だけでもしていただくことで、自分の状況を整理するきっかけになります。20代のうちに動き出せることは、それだけで大きなアドバンテージです。
無料相談について:なぜ続けているのか
「無料相談って、本当に大丈夫なの?」「何か売りつけられるのでは?」と様子を見ている方もいらっしゃるかもしれません。この場を借りて、正直にお伝えします。
ボランティアで6年間相談を続けてきた理由はシンプルです。20代で膣内射精障害に悩む男女の力になりたいという思いがあるからです。病院に行くほどではないかもしれないけれど、一人で抱えるには重い。誰にも相談できない。そういう方の「救いの手」になれると信じて続けています。
相談について、正直にお伝えすること
✔ 費用は一切かかりません。何かを販売することもありません。
✔ 相談はまず問診フォームへのご記入からお願いしています。
✔ LINEでのテキスト相談が基本です。
✔ 返信は仕事・家事・育児の合間に行っているため、22時以降になることが多いです。ご了承ください。
相談者の実態:なりすましはいるのか
学会でも質問がありました。正直に言うと、なりすましがいても完全に見分けることは難しいです。ただ、実感としてなりすましはほとんどいないと感じています。
問診フォームへの記入を最初にお願いしているため、手間を感じた方は自然と離脱されます。また相談者の多くは20代で、クレジットカードになじみがない一方SNSは使い慣れている世代です。
無料相談には「何か売りつけられるリスクがあるかも」という心理的なハードルがあるはずなのに、それでも真剣に悩みを打ち明けてくださる方がほとんどです。それがこの活動を続ける原動力になっています。
筆者より
ポルノ依存が強い方など、相談の継続が難しくなることもあります。返信が止まっても基本的にこちらから連絡することはありませんが、それは突き放しているのではありません。「膣内射精障害を改善することがすべてではない」と思っているからです。ご本人が納得できる生き方を選べるよう、背中を押したいと思っています。
性教育の重要性:予防という視点
今回の発表を通じて改めて痛感したことがあります。それは、「早いうちに、適切なマスターベーション方法を知っておくこと」の重要性です。
今回のデータでも、不適切な習慣は13〜15歳に始まり、10年以上継続しているケースが64%を占めました。10代のうちであれば比較的短期間で修正できることが多いですが、大人になってから気づくと改善に時間がかかります。
性教育のタイミングについての考え方
🏫 学校での性教育:高校生ごろが適切と考えます(男子校の養護教諭とも意見交換しました)。
🏠 家庭での性教育:思春期前の小学校高学年のうちに、父親から話すことが特に予防として重要です。
無料相談のご案内
遅漏・膣内射精障害に関する無料相談は、LINEにて受け付けています。ご登録後、メッセージをお送りください。
私への無料相談
📱 方法:LINEのテキスト相談(今後LINEでんわでのオンライン相談も予定)
🕙 返信時間:仕事・家事・育児の合間のため22時以降が多いです
📝 最初のステップ:問診フォームへの記入をお願いしています
また、私自身は薬剤師・思春期保健相談員の資格を持ち、夫(ゴリ太郎)は遅漏改善トレーナーとして活動しています。夫婦での講演も対応可能です。性教育に関するご依頼はお気軽にLINEまたは本サイトお問い合わせフォームからご連絡ください。
この記事のまとめ
✔ 研究目的アンケートに同意した52例の解析で、不適切なマスターベーション経験が94%に及ぶことが判明(複数の不適切習慣が重複するケースが大多数)
✔ 不適切な習慣の10年以上の継続率は64%と高く、早期対処の重要性が浮き彫りに
✔ ポルノ依存がある場合は個別アプローチが必要で、想像力を育てることが鍵
✔ 年齢と改善率には相関がある可能性があり、20代での早期対処が有利と考えられる
✔ 無料相談は本気で行っており、費用や勧誘は一切なし
✔ 予防のためには、小学校高学年のうちに家庭で性教育を行うことが重要
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