2020年6月からSNSを通じた個別相談を開始し、2023年12月末までの約3年半で寄せられた相談は計394件。そのうち膣内射精障害に関する相談は325件でした。
| 394件 相談総件数 (3年半・2023年末まで) |
325件 膣内射精障害に関する 相談件数 |
約2割 女性からの相談が 全体に占める割合 |
テキストメッセージのみというアクセスしやすい形式だったこともあり、普段であれば「誰にも言えない」と一人で抱え込みがちな悩みを打ち明けてくださった方が多くいました。
膣内射精障害というと「男性だけの悩み」と思われがちです。しかし実際には全体の約2割が女性からの相談でした。
男性からの相談を年代別に見ると、以下のような分布になっています。
| 10代 |
約10% |
| 20代 |
約60% |
| 30代 |
約20% |
| 40代〜 |
約10% |
多くの場合、この2つは同時に存在します。マスターベーション習慣だけ改善すればすぐ解決、というケースはむしろ少数派です。
325件の相談のうち、改善の報告があったケースは50件(全体の約15%・男性のみでは約17%)でした。
| 約15% テキスト相談のみで 改善報告があった割合 |
60日 改善までの期間 (中央値) |
「約15%」という改善率は、医療機関での治療ではなくテキストメッセージのやり取りのみという条件を考えると、決して低くない数字です。一方で、改善に至らず途中で離脱してしまった方も存在します。改善の難しさと、継続的なサポートの重要性を示すデータといえます。
学術集会では、射精障害の第一人者である専門医や、TENGAヘルスケアのドクターとの議論・情報交換の機会がありました。そこで改めて確認された、膣内射精障害の改善における最も重要な視点をご紹介します。
一見矛盾しているように聞こえるかもしれません。しかし、これには明確な理由があります。
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🧠
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射精への意識が強まるほど、射精は遠のく
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💑
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「幸せなセックス」の先に、膣内射精がある
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🤝
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二人で「射精へのこだわり」を手放すことが鍵
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「射精を捨てたら、射精が手に入る」——何とも哲学的に聞こえますが、実際の相談対応の経験から見ても、このアプローチで改善につながるケースは非常に多いです。もちろんトレーニングカップなどの物理的なアプローチも重要ですが、「ゴールの設定を変える」という視点は、改善への大きな転換点になり得ます。
- 3年半・約400件の相談データから、膣内射精障害は20代男性に最も多く(約60%)、決して珍しくない悩みであることがわかった
- 相談者の約2割は女性(パートナー側)。膣内射精障害の原因が女性にあるケースはごくまれで、原因は男性側にある
- 原因の多くは「不適切なマスターベーション習慣」と「心因性」の両方が絡み合っている
- テキスト相談のみでの改善率は約15%、改善までの中央値は約60日(最長約2年)
- 専門医が一致して語った重要な視点は「射精をゴールにしないこと」。射精によらない幸福なセックスを二人で築いた結果、膣内射精が可能になるケースが多い
- 本人もパートナーも「射精へのこだわり」を手放すことが、改善への近道になる
- 一般社団法人日本性機能学会 臨床研究促進委員会「全国ED実態調査」(EHSによる有病率調査)
- TENGAヘルスケア「オナニー国勢調査(全国男性自慰行為調査 2017)」(不適切な自慰行為の割合)
- TENGAヘルスケア「膣内射精障害の実態調査(2017年)」(有病率約5.8%)
- 小堀善友 他「マスターベーションエイドを用いた膣内射精障害のリハビリテーション」CiNii Research
- 日本性科学会学術集会 口頭発表(3年半・394件の相談データ)および懇親会における専門医との意見交換
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